手作り無添加めんつゆで作る温かいそばのレシピ
みなさん、こんにちは。ベルリン在住のフードスタイリスト、島崎ともよ(@life.food.berlin)です。
今日は、丁寧に出汁をとって作る「無添加めんつゆのレシピ」を紹介します。温かいおそばのレシピなので、年越しそばにもぴったりです。
普段は、丁寧にお出汁を取らずに、かつお節をそのまま入れて作るお手軽めんつゆで楽しんでいますが、ここぞという時は丁寧に出汁を取ってお蕎麦やおうどんをいただくようにしています。ちなみに調味料は「醤油、砂糖、天然塩」のみ。
それなのに本当においしくて、おいしくて、家族からも「海外でこんなにおいしい蕎麦やうどんを食べられるのは幸せだよ」という嬉しい言葉ももらって、作ったこちらも幸せな気持ちになります。なので、我が家では一年の最後にいただく年越しそばは、必ず丁寧にお出汁を取ったお蕎麦にするようにしています。
大事なときだけでもいいので、ぜひゆっくりとお出汁を取ってみてはいかがでしょうか。きっとその美味しさに自然と身体が喜ぶはずです。
INGREDIENTS
- ●かつお節と昆布の合わせだし(作りやすい分量)
- 水1リットル
- かつお節10g
- 昆布10g
- 合わせ出汁650ml
- 醤油大さじ2
- きび砂糖大さじ1/2
- 天然塩小さじ1/2
- お好みのそば2人前
- 鶏もも肉150g
- 油揚げ1/2枚
- 長ネギや万能ネギお好みで
- 七味お好みで
●めんつゆ
●具材
出汁の取り方
①鍋に水と昆布を入れ、そのまま30分置いておく(冷蔵庫で一晩置いておいても大丈夫です)
②弱火〜中火で、約10分間沸騰の手前まで火にかける
③昆布を取り出したら沸騰させて火を止める
④火を止めた状態でかつお節を加えたら、再度中火〜強火にかける。沸騰したら弱火に落として、アクが出ていたら取る

⑤弱火のまま約4分くらい火にかけ、旨みを引き出す
⑥火を止めて、細かい目のざるの上にキッチンペーパーを一枚しいて濾す。濃い目の出汁がお好みであれば、キッチンペーパーごと絞ってもOK

⑦余った出汁は、冷めたら冷蔵庫に入れ2〜3日で使い切るようにする
めんつゆの作り方(2人分)
①合わせ出汁650mlに醤油、きび砂糖、天然塩を加えて中火にかけて沸騰させる
②鶏肉と油揚げを加えて、肉に火が通ったら別で茹でたそばにかける。お好みでネギや七味を添えて。
おすすめの調味料
わたしのレシピは、添加物や市販の加工調味料をできるだけ使わずに、基礎調味料を使ってシンプルに仕上げています。そのため、調味料のクオリティーをとても大事に考えています。このおそばのレシピでも、醤油や砂糖、天然塩をいいものに変えることで、めんつゆの美味しさがグッと上がるはずです。
わたしのおすすめを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
①ヤマヒサ|頑固なこだわり醤油
無農薬国産丸大豆、無農薬国産小麦、塩は原塩を使用している醤油です。実際に、小豆島の杉樽の蔵を見に行かせてもらったので、個人的に愛着がある醤油の一つ。火入れをしていないお醤油なので風味やコクが違います。
②創建社|喜界島粗糖
わたしは、精製されたお砂糖を一切使わずに、お料理やお菓子作りをしています。ミネラルなどの栄養分が残っているきび砂糖、純黒糖、生の蜂蜜を料理に合わせて使い分けていますが、めんつゆにはあまりクセの強くない砂糖を選んで使うようにしています。その中でも、喜界島の粗糖は、邪魔をせずに醤油やお出汁との調和が良くて好んで使っています。
③お塩ちゃん|天日海塩
おすすめの天然塩は様々あるのですが、めんつゆ用には、溶けやすいパウダー状の天日海塩がおすすめです。こちらは、海のパワーがそのまま生きている、ミネラルたっぷりの生のお塩。オーストラリアのきれいな海岸で、天日と風だけで自然に干しあげているのです(非加熱特殊製法)
わたしの塩コレクションの中でも、一番手が伸びる回数が多いお塩ではないでしょうか。
シンプルな料理こそ、ぜひいい調味料を揃えて作ってみてください。