だしは取らない基本の親子丼のレシピ
みなさん、こんにちは。ナチュラルフードスタイリストの島崎ともよ(@tomoyo.shimazaki)です。
今日は「だしは取らない基本の親子丼」のレシピをお伝えしようと思います。
親子丼のレシピなんてたくさんあるよ、なのですが、あえて書くには理由があるので、お時間ある方はお付き合いください。(レシピはスクロールダウンしてご覧ください)
このところ、海外の方向けに英語のレシピを書いているのですが、それをきっかけに料理の基本をもう一度おさらいしています。それで分かった事は基本の料理ほどおいしく作るのが難しいこと。
そして、基本を守るだけのシンプルな料理こそ、細胞レベルで満足できるご飯に変化するのだと、最近ずっと感じています。
特別なご飯でなくても、毎日新しいメニューじゃなくても、インスタ映えするおしゃれな盛り付けじゃなくてもいいと思うんです。おにぎりとか味噌汁とか卵焼きとか、誰に習ったわけでもないメニュー、レシピを見るまでもないメニューってたくさんあるはずです。だからこそ丁寧に作ってみるのです。
新しいレパートリーを増やすことも楽しいのですが、当たり前に作れるものを今よりも美味しく作るように工夫してみるのも新たな発見になると思います。細胞が驚くほどびっくりすることに、きっと驚かれるはず。
たかが親子丼と思われるかも知れませんが、本当においしく作れる人って少ないと思います。だからこそ、皆さんにも作ってもらえたらなと思ってあえて書くことにしました。
基本といえど、だしは取らない
とは言え、ちゃんとだしを取りましょう、とは言いません。だしを取ったらおいしく作れるのは、きっとみなさん知っているはず。でも、だしを取って丁寧に料理するのは一気にハードルが上がるという人が多いのも知っています。
なので、だしを取らずともしっかりだしの風味が感じられるレシピにしました。もちろんだしの素は使いません。代わりに、かつお節をそのまま入れるのです。できればかつお節をミキサーで粉砕するのがいいのですが、それが難しければ、手で揉んで小さくするだけでも大丈夫です。かつお節の口当たりもそこまで気になりませんので、ぜひお試しください。
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だしは取らない基本の親子丼のレシピ(2人分)
INGREDIENTS
- 鶏もも肉250g
- 玉ねぎ中1/2個
- 卵M3個
- ごはんどんぶり2杯分
- 水120ml
- かつお節2.5g(小袋1個分)
- 醤油大さじ2
- きび砂糖大さじ1と1/2
- 料理酒大さじ1
- ミツバや万能ネギお好みで
準備・作り方
INSTRUCTIONS
<準備>
鶏もも肉は一口サイズに、玉ねぎは縦半分に切ってから、繊維に沿って細く切っておく。卵も溶いておく。
<作り方>
①小鍋や小さめのフライパンに鶏もも肉、玉ねぎ、水、かつお節、醤油、きび砂糖、料理酒を入れ、鶏もも肉や玉ねぎに火が通るまで中火で煮る。
②どんぶりにご飯をよそう。
③ここからは一人分ずつ作るので、煮えた具材を半分取り出しておく。
④具材を鍋やフライパンの中央に寄せ、再度中火にかける。グツグツしてきたら溶いておいた卵の半分を中央に流し入れる。
⑤卵の縁が固まってきたら、卵が固まらないように鍋を振って、火を止める。予熱やご飯の温かさでも火が通っていくので注意。
⑥どんぶりによそったご飯の上に具材を盛り付け、ミツバや万能ネギでかざる。
ちなみに、このレシピは、以前親子丼が有名なお店で働いていた友人から教えてもらった作り方を参考にしています。
そして、このレシピではみりんを使わずきび砂糖に置き換えています。それは海外生活で上質なみりんが手に入らないこともあるのですが、どうしても料理に砂糖は使わない!という方以外はぜひそのままのレシピで作ってみて欲しいです。
これには、ちゃんとした思いがあって、その思いをお仕事をいただいているフードオーケストラさんのホームページ内のコラムで書かせてもらっています。
「よく考えよう、よく知ろう」という記事で、食の選択について触れているので読んでもらえたら嬉しいです。みりんと砂糖のことには直接触れていませんが、先ほども書いた「上質なみりん」という言葉から、言いたいことは感じ取ってもらえるかなと思います。
よく質問をいただきますが、個人的におすすめのみりんはこちら→「三州三河みりん」参考まで。