Nov 8, 2019  

レシピは見てもあてにしない!自分の味覚を信じて料理しよう!

Text: Tomoyo Shimazaki

レシピは見てもあてにしない!自分の味覚を信じて料理しよう!

レシピを見てくださっているみなさん。作ってみる!作ったよ!美味しかった!レシピありがとう!のメッセージ、いつもありがとうございます。本当に嬉しいです。

いろんなコメントや質問を日々いただきますが、うまく作っていただいた方も、うまくいかなかった方も、もちろんいらっしゃいます。お口に合わなかった方、味が濃かった、味が薄かった、と思われた方も中にはいるでしょう。読者の中には料理が得意な人も、料理を始めたばかり!とか、そもそも苦手…という方もいらっしゃると思いますが、レシピを配信する立場として、特に不得意の方にぜひ知っておいて欲しいことがあるので、今日はそれを書こうかな…と思います。

レシピを配信する側の言葉としては、ちょっと投げやりにとられるかもしれませんが、料理を作る時に「レシピは見るけどあてにしない!自分の味覚を信じる!」ということを考えてもらうといいかなぁと思います。ちょっと長いですが、料理上手になるヒントを書くのでぜひ読んでみてください。

私もかつては料理は苦手だった

私が料理を本格的に始めたのは、6年位前。それまでは、料理は嫌いじゃなかったけれど、仕事が忙し過ぎて三食外食かコンビニご飯で済ませていたので、料理を作る機会がほとんどなく、たまに作ったとしても一人暮らしの簡単な料理くらいでした。あとは学生の時の一人暮らしで作っていたくらいです。

今の夫と一緒に暮らすようになって料理を本格的に作るようになったのが6年前。レシピ本を買って真似して作るようになりましたが、最初は全然思うように作れず、レシピ本通りに作っているはずなのになぜ?と自分の料理の下手さに嫌気がさす毎日でした。

そんな時、料理上手な知人からもらったアドバイスで私の運命が変わりました(笑)「ちょこちょこ味見しながら料理をつくってみたら?」そういえば、それまでの私は、レシピがあることに安心して、出来上がるまでほとんど味見なんてしていなかったことに気がつきハッとしました。出来上がってから味見をしても、時すでに遅し…。取り返せないことも多いので、こまめに味見しながら、塩加減などを調整して自分に合う味でフィニッシュ!とは。

今考えると当たり前なのですが、それができていませんでした。それ以降、一に味見、二に味見、三四も味見で、五に味見!とにかく味見をしながら好みの味付けに近づける訓練をしました。それ以来、他の方のレシピをみることはあっても材料完コピで作ることはほとんど無くなりました。

どんなに人気のあるレシピでも自分には合わない場合もある!

先日、とあるインスタグラマーさんが、見た目にも食欲が湧いてきそうな生姜焼きのレシピを公開しているのを見つけました。作り方はいたって普通。ただ私が普段やらない味付けだし、作った人からの絶賛のコメントの嵐がすごかったので、これは完コピで作ってみようかな…と思いやってみたのですが、残念ながら私の味覚には全くあいませんでした(笑)

とにかく味付けが甘い!!これはもう好みの問題です。このレシピが悪いわけではなく「私は、甘い料理がとにかく苦手…」ただそれだけのこと。その方のレシピをいくつか見ましたが、砂糖の使用量が多く私の味覚には合わない配合のレシピが多いことが分かりました。

もうこれは関東と関西のうどんの違いや、地域によって使う味噌や醤油の違いと一緒!お隣さんの家の卵焼きとお宅の卵焼きは絶対に違う味なはずなんです。私は、甘い卵焼きが苦手ですが、好きな方は多いでしょ?それと同じ。味覚はみんな違う。なので、レシピに頼りすぎず、自分の味覚に合わせて料理することが大事だと私は思っています。

ちなみに、私の料理の傾向は、砂糖は極力控えめか一切使わず、割と塩っ辛い方だと思います。あとは、添加物や電子レンジは使わず素材の味を生かしながら、手間も楽しむ料理の割合が多いので、甘めの味付けが好き・薄味・添加物を使ったり電子レンジでの時短料理を望む方には、残念ながら私のレシピは向いていないと思います。

全く同じ材料を使っても作り手によって味は違う!

私のレシピ&同じ材料を使って夫が料理を作っても同じ味にはなりません。隣で付きっきりになって口出ししても難しいと思います。もっと言えば、私本人でも昨日と今日で全く同じ味を再現できるか?といえば難しいかもしれない!火加減、火を入れるタイミング、塩加減、もちろん材料の良し悪しでも味は変わります。醤油と言えど、みなさんお使いの醤油はそれぞれ違うはず。その時点で味は同じにはなりません。

よく料理教室に通った後に家で再現してみたけど、うまくできなかった…というのはよくある話。私も経験ありです。それくらい料理は作り手にも材料にも左右されるので、レシピはあくまでも参考程度!!

1回目の失敗は当たり前。何回か作り自分好みの味付けに近づけていく!

どなたかのレシピを使って作ってみたとしても、料理教室から帰ってきておさらいで作ってみたとしても、1回目はそのレシピの傾向をつかみ、うまくいかなかったところや、自分好みの味付けをよく分析しておくことが大事だと思います。初めて使うレシピでの失敗や不完全燃焼な仕上がりは当たり前。もちろん一回目も味見しながら、自分好みに調整することは必須ですが、2-3回目で自分の料理にできれば万々歳!

失敗を繰り返していくと、このレシピじゃ塩が足りないとか、甘みが足りなさそうだから通常より砂糖を増やそう!など、レシピを見ただけで自分好みの味付けが分かるようになってきます。

それから、余談ですが…これは結構重要なところなので書いておきます。普段から添加物や化学調味料類を使用したものを食べている場合、塩や醤油などのベーシックな調味料だけで調理されているレシピでは物足りないと感じてしまうことは多いと思います。コンソメや鶏ガラスープがいい例かな。私が添加物をやめた時は、本当に何を作っても美味しく感じられませんでした。味見しながら作っても何を足したらいいのかすら分からない日々。でも少しずつ添加物なしの味覚に慣れ、味見しながら料理を作る日々を続ければ、必ず塩や醤油だけで作る料理を美味しい!と感じられるようになるでしょう。

長くなりましたが、言いたいことは、「他の人のレシピに全てを委ねちゃうってかなり危険だよー!信じるべきは、自分の味覚!!」



Tomoyo Shimazaki

Tomoyo Shimazaki - 島崎ともよ

ベルリン在住フードスタイリスト。身体のことも食のことも疎かにして働きすぎたことで身体を壊したのが2013年。生活を見つめ直し、働き方を変え、食を変えたところ、おかげさまで薬が手放せなかった病気はいつのまにか治っていました。それ以降ブログを通して、ナチュラルなレシピを発信しています。 2018年に生活の拠点をドイツ・ベルリンに移しました。日々の食生活は和食中心ですが、手に入らない日本の食材はたくさんあります。値段が高くてなかなか手が出ないものもあります。その逆境の中でも、限られた材料を使い、誰でも手に入れられる材料に置き換えながら、日本で食べるのと同じように美味しく作れる和食のレシピも開発中!

instagram  twitter  facebook

.RANKING

FOLLOW US

thank you for your visit. Site by island