Jun 12, 2018 Life - ナチュラルライフ 

エコ大国ドイツ。環境問題に繋がるゴミを増やさないために何をしているのか?

Text: Tomoyo Shimazaki

ドイツではペットボトル・瓶・缶はリサイクルが当たり前

今の季節、ドイツは夜の10:00頃まで明るいので、「もう暗くなってきたから寝ようね」が通用せず困っています…笑。子どもが起きている間は常に明るいせいか、しょっちゅう「今、夜?」と聞いてきます。時計買わなきゃな。

今日は、エコやリサイクルなどの環境問題について書こうと思います。正直ドイツに来るまでは、この手のことに関してそこまで深く考える機会がありませんでした。買い物先では袋をもらうのは当たり前だったし、プラスチックゴミを減らすためにあれこれしなきゃ…という考えはあまりありませんでした。ごめんなさい。プラスチックは環境ホルモンの問題があるので、その側面からプラスチックのタッパーはやめてガラス製の容器にしたりということはありましたが、そこがリサイクルやエコと結びついたりはしなかったのです、私の場合ね。

そんな状態でエコ大国ドイツにきて、あーこれはいかんですな…と、かなり反省しました。「世界には環境のことを考えて、国をあげてリサイクルやエコに取り組むところもあるんだ」と分かり、同じ地球に住む人間として、私も出来る限りのことはしなきゃ!と思うようになりました。

ということで、ドイツで見かける環境問題に対する取り組みをいくつかお伝えしようと思います。

ペットボトルや瓶は、返却すると容器代が返金される!

ドイツには、リユース可能な瓶やペットボトルを使用後に返却すると、その容器代が返金されるPfandという制度があります。要は、購入時に容器代も支払っているのです(デポジット制)。国民のエコの意識を高めたり、再生可能資源の回収率を上げるための取り組みとして国をあげてスタートした制度だそうですが、私は日本にいた頃に、たまたまテレビで見てこの制度を知っていました。

ドイツのPfandシステム
ドイツのPfandシステム

買い物に行く際には空になったペットボトルや瓶を持っていき、スーパーの片隅に置かれた返却用の機械に入れて返却するのですが、最後に容器代が計算されてレシートがでてきます。それを持ってレジに行けば、お金を返金してもらえますし、お買い物ついでならレーンにレシートを乗せておけば、購入したものの合計額から相殺してくれます。

全ての瓶やペットボトル・缶が返金される訳ではなく、予め容器代を支払っているもののみで、水・ジュースのペットボトルや、ビール瓶が一般的。ヨーグルトの瓶もリサイクル可能です!ラベルを見ると、「Pfand」と書かれています。

この制度があるおかげで、リサイクル・リユースされるべきものがしっかりリサイクル・リユースされるシステムになっていて素晴らしいなぁと思います。最初は、スーパーに置かれた機械を使うのもドキドキでしたが、1ヶ月もすれば慣れたもんです(笑)

日本では普通プラスチック容器に入っているものが、ドイツでは瓶に入っている!

ドイツにきて驚いたのは、瓶の量が多いこと!上にも書きましたが、ヨーグルトも瓶に入っているものが結構あります。日本でもたまに見る小さい瓶じゃなくて、500g入りの大瓶入りヨーグルト!持って帰るのが重いのが難点ですが、エコのためなら頑張ります!

私がいつも使っているBIO COMPANYというオーガニックの専門スーパーには、特に瓶入りの食材が多い気がします。瓶入りのジュースが大半を占め(ペットボトルもあるけど少ない)、ケチャップやマヨネーズも、日本ではお馴染みのプラスチック製の容器ではなく瓶入りが主流。絵の具のようなチューブタイプ(プラスチック製容器ではない)のマスタード、ケチャップ、マヨネーズまであります。プラスチック容器に入ったオイル類は基本見かけません。

オーガニックスーパーには野菜を入れるビニール袋がない!?

エコ大国ドイツ。環境問題に繋がるゴミを増やさないために何をしているのか?
日本のスーパーの野菜コーナーや、生鮮食品コーナーなどでよく見るロール状になったビニール袋。ドイツのオーガニックスーパーでは見当たりません。替わりにおいてあるのは、紙袋!(もちろん、一般的なスーパーにはビニール袋は置いてありますし、果物や野菜がビニールで包装されているものも普通に見かけます。)

他にも、日本では当たり前の、卵のプラスチック容器はドイツでは全て紙製。なんなら、卵を持ち運ぶケースも売っていて、一個単位で購入できるところもあります。ミニトマトや苺、ももなどの野菜や果物も紙の容器?受け皿?に入っています。

買い物に行く時はエコバック持参が当たり前!

スーパーでの買い物には、ほとんどの人がエコバックを持っていきます。もちろん持っていない人が買えるように販売もされています。まぁスーパーのエコバック位なら日本でも普通かと思うのですが(滋賀ではスーパーの袋は有料のところが多かったけど、東京ではまだまだ無料が多いよね)ドイツではもう徹底されていてドラッグストアに行っても、パン屋に行っても、ケーキ屋さんに行っても、本屋に行っても、洋服屋でも、電気屋でも、ホームセンターでも、袋は基本有料で、手持ちのエコバックに入れて持ちかえる人が大多数です。もうこれだけで、相当量のプラスチックゴミが削減されるよね。

それ以外にも、サンドイッチ屋さんで売っているフライドポテトを買ったら、ケチャップがモナカみたいなカップに入ってびっくり!最後は食べるか生ゴミに捨てるらしい。ここまでエコなのね。

プラスチックゴミを減らすことがどんなことにつながるのかも書きたいけれど、長くなってしまうのでまた別で書こうと思います。日常のあらゆる場面でリサイクルできるものはリサイクル、そしてなるべくゴミを増やさない努力をしているのが伝わってくるドイツ。きっとドイツ人にとっては慣れ親しんだもので、そんなに意識していないのかもしれません。もしかしたら私も、あと1年後にはこれが当たり前になって、何も感じなくなるかもしれません。だからこそ、感じる心があるうちに、感じるままに発信していこうと思います。

では!

Tomoyo Shimazaki

Tomoyo Shimazaki - 島崎ともよ

ベルリン在住フードスタイリスト。身体のことも食のことも疎かにして働きすぎたことで身体を壊したのが2013年。生活を見つめ直し、働き方を変え、食を変えたところ、おかげさまで薬が手放せなかった病気はいつのまにか治っていました。それ以降ブログを通して、ナチュラルなレシピを発信しています。 2018年に生活の拠点をドイツ・ベルリンに移しました。日々の食生活は和食中心ですが、手に入らない日本の食材はたくさんあります。値段が高くてなかなか手が出ないものもあります。その逆境の中でも、限られた材料を使い、誰でも手に入れられる材料に置き換えながら、日本で食べるのと同じように美味しく作れる和食のレシピも開発中!

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