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娘のベルリン歯医者体験記②いよいよ抜歯

娘のベルリン歯医者体験記①歯、歯、歯がー! はこちらからどうぞ。

さて、いよいよ抜歯の日です。結局、麻酔ジュース(正しい名前が分からなくてすみません!)の同意書にサインをして持参しました。ネットで成分や副作用まで調べましたが、一般的な薬などと同じようなことが書かれているだけでした。不安過ぎて仕方なかったけれど、ジュースなしで麻酔に耐えさせるのも辛いので、飲ませる覚悟を決めました。

待合室にいたら今日の担当の先生が来て「これから麻酔ジュースを飲んでもらいます。1人では座っていられない状態になるので、必ず抱っこしていてください。」とこれからの流れなども説明がありました。前回の先生と打って変わって笑顔もなく、淡々としすぎていてちょっと残念でした。

麻酔ジュースを飲んでから5分くらいで娘の様子が変わってきました。ろれつが回らなくなり、口の横からよだれがダラーっとたれ、身体の力が抜けてずっしり重くなりました。それでも意識はあって、必死に話そうとしてくるのですが、何を言っているのか分からない状態です。そんな様子を見るのは本当に辛かった…。言われていたよりも、その衝撃は強かったです。そのまま、元に戻らなかったらどうしようとか、良からぬことまで考えてしまいます。その後、先生の指示で診察室へ入り、そのまますぐ麻酔をして、歯を抜きました。すでに脱臼している歯なので、スッと抜けて、治療はものの数分で終わりました。

本来ならこれで終わりのはずだったのですが、それでは終わりませんでした。前回の先生が取っていない部分もレントゲンを撮りたいとのこと。娘は歯がギチギチに詰まって生えているタイプで歯並びもあまり良くないので、歯間に虫歯がないか確認しますと言われました。

その結果、上下に歯間虫歯があることが判明。目視では分からない、レントゲンでも見えるか見えないか位のサイズの点のようなものでした。まだ麻酔ジュースから覚めずぐったりの娘を前に、さっそく次の治療について話しが始まりました。ちょっと待って。心が追いつかないよ。意識を失ってるような娘の前で、「お母さん大丈夫ですよ!」の一言もなく、次の治療の話?心が付いて行きません。

先生の言い分としては「一本ずつ治療するとなると、都度麻酔ジュースを飲ませて、麻酔も打たないといけない。それは子どもにも負担がかかる。だから治療は全身麻酔で一気にやります。」と。言っていることは分かるけど、私の思考は停止して何も考えられませんでした。

そして別の部屋に移動するよう促され、全身麻酔の手術扱いになるから、当日担当する麻酔科医からの説明を受けて欲しいとのこと。治療当日の注意点などの説明を一通り聞いたあと、やっぱり全身麻酔は不安だと言ったら、「大丈夫、私たちは毎日やってるから!安心してサインして欲しい」と。とりあえずサインはしたものの、手術は1ヶ月後に予定されていたので、その間にもう一度よく考えることにしました。

しばらくして麻酔ジュースから意識が戻った娘が、麻酔での唇の違和感から唇を噛みまくり血だらけになりました。見に来た先生からガーゼとゴム手袋をもらい、唇を噛まないように口にガーゼを突っ込んで手で押さえておいてくださいと言われたのですが、まだぼーっとしている娘はそれでも噛み続けて、血はドンドン出てきてもうカオス状態。あぁ、もう泣きたいよ、ママ。あまりにも事態が重過ぎて、仕事中の夫にも来てもらい何とか家に帰りました。

それからの1ヶ月は、情報収集とセカンドオピニオンを聞きに言ったりと、奔走することになります。そして、1ヶ月後の手術の見積もりが数日後に届きました。その額何と、驚愕の21万円!

次回に続く。

Tomoyo Shimazaki

WRITTEN BY

Tomoyo Shimazaki

ベルリン在住フードスタイリスト。身体を壊したことをきっかけに食生活を変えたところ、それまで薬が手放せなかった身体がいつのまにか薬のいらない身体に。それ以降ブログを通して、ナチュラルでシンプルなレシピを発信しています。 2018年に生活の拠点をドイツ・ベルリンへ。海外生活で手に入る限られた材料でも日本で食べるものと同じように美味しい和食のレシピを開発中。

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